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小雨の朝のジャズ──Red GarlandとMiles

昨夜の晩酌は[漫才ギャング]を観ながら、おでんで梅割り焼酎をやった。[漫才ギャング]は思ったよりもずっとよく出来ていて楽しめた。そのあとデザートとして劇画[鬼平犯科帳]を読みながら、濃厚牛乳4.5で割ったカルピスとエクレア。さらに深夜、『激指』をやりながら緑茶にせんべいとFusionな食だった(笑)。肝腎の飯を食っていないが、これぐらい食ってりゃ十分だろう。一日一食。



小雨模様の今朝はFusionではなくしっかりJazzを聴こうとブラックコーヒーで対峙する。
Red Garlandの[Groovy]。
groovy


1. C Jam Blues
2. Gone Again
3. Will You Still Be Mine?
4. Willow Weep For Me
5. What Can I Say (After I Say I'm Sorry)?
6. Hey Now

レッド・ガーランドはボクサー出身のという異色の経歴のピアニストだ。マイルスに勧誘されたのも、そのボクサーであることが理由だった。マイルスは大のボクシングファンだ。人種差別に怒っていた彼には黒人が実力で世界一になれるボクシングの世界は最高だったのだろう。マイルスでいつも思い出すのは、サッチモを天才と認めつつも白人に媚びる態度が許せないと怒っていたことだ。



ガーランドを聴けばどうしてもマイルスが聴きたくなり、候補は山とあるが、私の場合はやはり[Milestones]になる。マイルスはガーランドを高く評価していて、自分が抜けてピアノトリオで演奏させることがあった。ステージだけではなくレコードでもやっている。このアルバムの[Billy Boy]はマイルスのリーダーアルバムなのにマイルス抜きだ。ガーランド独自のブロックコード奏法がきらきらしてる。

milestones


1. Dr. Jackle
2. Sid's Ahead
3. Two Bass Hit
4. Milestones
5. Billy Boy
6. Straight, No Chaser
7. Two Bass Hit (Alternate Take)
8. Milestones (Alternate Take)
9. Straight, No Chaser (Alternate Take)

2曲目の[Sid's Ahead]はガーランドが録音に遅刻したとかでマイルスがピアノを弾いている。これは珍しい。
1950年代の録音なのに色褪せるどころか輝きを増しているのだからJazzは偉大だ。



クリント・イーストウッドは、[私個人の考えだが]と前置きした後、[アメリカ独自、と言えるものは、ウェスタン映画とJazzしかないと思うんだ]と語っている。名言だと思う。アメリカ文化って、ジーンズとバーボンで、正義の味方気どりの侵掠者が原住民を悪役に仕立てて殺しまくる西部劇と、奴隷として連れてきたアフリカ人が、自分達のスケールと白人のスケールを混ぜて創りだした音階(ブルーノート)から生まれた、ブルース・ジャズがすべてのように思う。クリント・イーストウッドは生涯をそれの創作に懸けた。

今日はいまから[Bird]を観ようと思っている。チャーリー・パーカーの人生をクリント・イーストウッドが映画化したものだ。彼が最も映画化したかった話である。観るのは何度目になるだろう、映画館で観て、DVDで観て、といって頻繁にも観ない。私は音が好きなので、さほど映像に興味はない。

この映画のすごいのは[演奏シーンの音源にチャーリー・パーカーそのものを使っている]ことだ。役者はたいへんだったろう。音に合わせねばならない。といって誰かの演奏でごまかすことは出来ない。バードの音はバードだけのものだ。

これらに接するとバーボンを飲みたくなる。しかし、朝からバーボンもちょっと……。
クラシック音楽を聴いていると酒を飲みたくはならない。優雅に紅茶でも飲みたくなる。よくできたものだ。

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★おしらせ

なんかへんなのに絡まれたのでコメントを許可制にしました。そんなことはしたくなかったのですが、私なりに身を護らねばなりません。ブログをやっていると、必ず見当違いのイチャモンをつけてくる気狂いが涌いてきます。ご理解くださるようお願いいたします。

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