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映画「毎日かあさん」感想──小泉今日子と永瀬正敏──原作に忠実な佳品

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映画化の話があったとき、西原は自分の役に、渡辺えりとか、美人ではなくブスなおばさん系の役者を望んだらしい。でもそれじゃどんなにいい映画でも話題性に乏しいし興行収入が期待できないからキョンキョンになり、さらにまた話題性で「元夫との共演」が企画された。
西原はかわいいひとだけどキョンキョンとはまたちがうし、そこのところを案じたが、いくら一世を風靡したアイドルとはいえ、ほとんど化粧をしていない(これは意図的なものだろう)四十代半ばのキョンキョンは歳相応のおばさんで、西原役にさして違和感はなかった。



永瀬は映画「アジアンビート」で大好きになった役者だった。林海象の仕切ったあの一連のシリーズは本当にすばらしい。永瀬の言語能力というのか、その感覚は、当時タイやマレーシアにはまっていた連中もみな絶賛していた。早いものでもう20年になる。好きな俳優とか女優とかに興味がなく、名を上げろと言われても戸惑うが、そういう中、永瀬だけは大好きだとすぐに言える。原作を穢した大嫌いな山田洋次の藤沢周平作品でも永瀬の「隠し剣鬼の爪」がいちばんまともだ。
「アジアンビート」はレンタルヴィデオで見ただけだがDVDになっているのだろうか。なっているのなら借りてきてもういちど見たい。まだタイ語が片言の時代に見た。今なら現地の連中のことばがもっと理解できるだろう。

いろいろと浮名を流したキョンキョンだったが、射止めたのは永瀬だった。似合いの夫婦だと思った。離婚してしまったけれど。



原作にとても忠実で、どのシーンを見ても、原作が思い出された。制作者も役者も、みな原作をしっかり意識していた。
私が映画化されたこういう作品を見る場合は、原作を読んでいて、それとの落差にがっかりするというパターンばかりなのだが、この作品にそれはなかった。そのことがうれしい。

いちばんの名演は、キョンキョンでも永瀬でもなく、ふたりの子役だろう。世間的にもそうなっているようだ(笑)。

まだ一度もテレビのアニメは見たことがないのだが、今度一回ぐらい見てみよう。

ふたりのこどものためにも、西原には再婚して欲しいのだが、そんな器の大きい男はそうはいないのか。

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