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「笑っていいとも」──叶姉妹の芸歴26年(笑)──触れられたくない真実──デヴィ夫人との共通点

お昼の人気番組『笑っていいとも!』で11月10日(木)の放送中にゲストの叶姉妹の紹介に関して、番組側から女子アナが訂正し詫びる事態となった。
『笑っていいとも!』木曜日の人気コーナー“芸能人が感動した勝負差し入れが来るぅ~!”ではこの秋10月からレギュラーとなったザキヤマこと山崎弘也が進行を務めている。
この日の勝負差し入れゲストは叶姉妹の2人だった。山崎がトーンを上げて「この方達です! どうぞ!」と呼び込み、叶姉妹が登場すると『芸歴26年・叶姉妹』の紹介テロップが5秒間ほど映された。山崎が「凄いですね~! 芸歴26年ということで!」と叶姉妹に話しかけると、2人は「え? いえいえ?」と怪訝な表情を見せたのだ。
その後は番組もスムーズに進行したが、最後の『曜日対抗いいともCUP』に入る前のことだ。高橋真麻アナウンサーが神妙な表情で「先ほどの叶姉妹の芸歴については、すべて間違っておりました」と謝罪したのである。

http://www.officiallyjd.com/archives/72719/

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ひとは触れられたくない真実に触れられると過剰に反応する。
たとえばデヴィ夫人だ。
あの料理人の誰とかとのケンカのときもそうだった。
「あなたにも言えないことだって、いろいろあったろうし」と言われると異様に興奮する。
料理人は痛いところを突いているのではない。丸く収めようとして言った。それがヤブヘビになる。

こういう言いかたをされると、デヴィ夫人は、
「あなたね、あなた、そういう言いかたは失礼です。わたくしには隠していることは何ひとつありません。わたくしは××年に発刊した自伝ですべてを述べております!」
と総入れ歯をふがふがさせつつ激昂してしまう。

貧しい母子家庭で育ち、中学を出ると、母と弟の面倒を見るために定時制高校に通いながら働いていた根本七保子(後のデヴィ夫人)さんは、より稼ぐために、美貌を活かす夜の商売に鞍替えする。
高級クラブのホステス時代に、来日していたインドネシアのスカルノ大統領に見初められる。

それはインドネシアとの貿易利権への人身(ひとみ)御供だったと言われている。発展途上国の大統領へ、「美しい日本人の女」という人身(じんしん)のプレゼントだ。
このとき根本七保子(後のデヴィ夫人)19歳、スカルノ58歳。インドネシアに渡った当時はただの愛人である。数年を過ぎてから、第三夫人となる。



そこまででも大波乱の人生だが、学費を出してやり、大学に進学させ、期待していた最愛の弟(ふたりきょうだい)は自殺してしまった。さらには政変でインドネシアを追われることになる。そのとき日本政府は助けてくれなかった。

デヴィ夫人の人生には「いろいろあった」。
彼女はそれらの屈折を認めたくない。スカルノに一目惚れされた恋愛話、シンデレラストーリィで自分の人生を語りたい。スカルノ大統領にひと目惚れされ、自分もまた大統領のおとなの人柄に一目惚れした相思相愛の恋愛物語として語りたい。だが実態は……。
だから含みを持った言いかたをされると過剰反応してしまう。



デヴィ夫人の心の傷に匹敵する叶姉妹のそれは「架空姉妹」だろう。「芸」であり「設定」なのだ。
「芸歴」という言いかたは、隠している真実である「架空」を肯定することになる。だからこれまた過剰反応になる。

姉役は貧乏な団地育ちの高校中退。ワルだった。金をたかりにきた実父との暴力騒動も話題になった。
今回は実妹の詐欺容疑が問題になっている。育ちの悪さがよく事件に現れている。
妹役はミス日本になっているし短大卒だから、こちらはまだまとも。

週刊誌が姉役のデビュー当時の写真を載せたことがあった。
チラシモデルである。23歳。ワンピース水着。スリムな躰。胸はぺったんこだった。顔から胸から、いったいどれほど整形したのだろう。気の毒になる。いや、あそこまでやると凄味を感じる。

妹役もミス日本のころとは体形が全然違う。こちらもシリコンは山のように挿れている。
姉役は、ブスでガリガリだったから、成り上がりの方法として全身整形はわかるのだが、妹役はあそこまでやる必要があったのか。ミス日本であり元々きれいだった。

姉役も妹役も、「架空のゴージャスな姉妹」=「叶姉妹という芸名」で「芸歴」を重ねてきた。それが26年になったわけだ。
我が身を切り刻んでの見事な芸人根性だ。その根性はダチョウ倶楽部に匹敵する。
これから老いがやってくる。全身整形が、どれほど惨めな晩年になることか。老いてもまた整形を繰り返すのか。

「芸人であることを隠すのが持ち味の芸人」だから、「芸歴」ということばには過剰に反応する。
なんとも笑えた事件だった。いや、すこし、胸がいたくなった事件だった。

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「笑っていいとも」って何年見ていないのだろう。10年以上か。
「ともだちの輪」に景山民夫が出てアコースティックブルースを弾いたのを覚えている。
ニューヨーク時代、それで弾き語りをやっていたそうだ。私のほうが巧いと自信を持った(笑)。

景山さん、亡くなって何年になるのだろう。「ひょうきん族」で「フルハム三浦」をやってたっけ。
三浦も自殺しちゃった。初めてロンドンの「フルハムロード」を歩いたとき、ここから社名を取ったのかと感慨深かった。
金曜日にさんまが出て競馬の話をしていた頃は見ていた。楽しみだった。オグリキャップのころか。

10年前には、私の周囲にも叶姉妹を本物の姉妹と思っているひとがけっこういた。
あれは「架空設定ですよ」と教えてやっても納得せず憤然とするひとまでいた。世の中いろいろだ。

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