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THE MANZAI 2011──不快なカットイン──無意味なゲスト顔の挿入

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THE MANZI 2011を録画しつつ、リアルタイムで見ながら半端に寝てしまったので、きちんと見ようと思ったのだが、どうにも不愉快なカットインが多くて見られなかった。
漫才がおもしろくて笑おうとする瞬間に、醜い歯茎の野球選手の顔がアップになるのだから笑えるはずもない。



これは外国のポルノにもよくある。外国のポルノビデオは女も見ることを意識しているのか、男のあえぎ顔のアップを女のそれと同等に入れる。女が男のあえぎ顔を見て感じるのかどうか知らないが。
だからいいとこで、ひげを生やしたむくつけき男のあえぎ顔のアップになる。出るものも引っ込む。日本のAVは男の客だけを意識しているのか、そんなことはしない。それどころか男は一切映さないようにしているのも多い。男の顔など見たくないのでたすかる。

今回のTHE MANZAI 2011のカットインの多さは、まさにこの外国のポルノのようだった。笑おうとした瞬間に、前記醜い歯茎の野球選手の顔がアップになり、笑いが引っ込んだ。



とにかく、やたらゲスト顔のカットインが多く、不快で見ていられなかった。かわいいトリンドルの顔のアップですらじゃまと感じた。いかに多かったことか。

リアルタイムで見たときは、酒を飲みながらだった。それでも不愉快でたまらなかったのだから、素面では我慢出来ない。

この種のカットインはM1でもやっており、マツモトやシンスケの顔を不必要にいれていた。それも気になったが、今回のフジのこれは、あまりにひどかった。初期のK1 以来の不愉快さである。

こういうのは、3台のカメラで撮っているとすると、モニター見ながらディレクターがスイッチャーに指示を出す。「ハイ、ここで2カメポン、1カメもどってぇ、ここで3カメポン」なんて指を鳴らしながらやっている。
それはそれで演出なのだが、この種の番組ではよけいなことだ。1カメで演芸を映すだけでいい。それでは芸がないと思われるので、やたらそれをしたがる。視聴者のことを考えない自己顕示欲と自己満足でしかないのだが、それがわからない。



この日本の悪しき伝統は競馬中継にもあり、直線の一番いいところ、逃げ馬がいっぱいになり、先行馬が抜け出すか、後方から差してくるか、という瞬間に、「ハイ、ポン」で、先頭にいるどうでもいい馬のアップに切り替えたりする。このときこそカメラを引いて全体を見せねばならないのだが、そこがわからない。ちなみにヨーロッパの競馬中継にそんな見にくいものはない。日本だけの悪しき風習だ。



と、漫才自体はおもしろいが、フジのカメラワークが不快で、とても見ていられないと思っていたところに、「最高でした」と友人からメール。私のような不満は感じていないらしい。
この友人はテレビ大好きである。つまりは、彼はそういうことに慣れていて、今さらそれを不快と感じる感覚はないのだろう。いや、あるにはあるが、私ほどではないのだ。

たとえば私は電車の中で、隣りに座った女が化粧を始めたら車両を替わる。ものを食い始めても同じ。そういう不愉快を我慢する気はない。
でもそれはたまに乗る電車だからで、毎日往復に電車を利用している人なら、さほどのことは感じないのだろう。たとえ不愉快に思ったとしても、疲れた体でせっかくすわれた席だし、いちいちそれで車両を替えるまではしないのだろう。

私はもともと不快なCMや、その種の演出に我慢ができなくなっていたのに、107日のテレビ断ちで、ますますその傾向が強くなってしまったらしい。

それにしても今回のはキツい。不快なCM等は早送りでごまかせるが、番組そのものがひどいのだから、どうしようもない。気に入ったネタの華丸大吉やパンクブーブーをもういちど見たいのだが、彼らのネタの中にもそのカットインはぜんぶ入ってくる。好きなネタだからこそ不愉快度はより増す。なんともひどい話だ。この放送が完パケになるから、たとえDVDになっても同じだ。変えようがない。ということは、私はこのTHE MANZAI 2011は永遠に楽しめないことになる。

テレビを見られない時期、DVDの演芸を見ていた。たとえばサンドウィッチマンやキングオブコメディの単独ライブDVDを見ているとき、テレビで見られるネタなのに、こういうところにゆくひとはえらいなあと思っていた。でも自分の目で見ることは、テレビにおけるこういうよけいな演出(=他人の目)を強要されることがなくて快適なんだなと理解できた。

それは私も寄席に行くからわかっていたはずだけど、なぜそんなことを思ったかというと、さすがに落語番組では、むかしもいまも、演目の最中に客席の客の顔を抜くような演出はしないからだ。それは今でも『笑点』のような番組でもそうだ。前半の10分ほどの漫才やコント、後半の大喜利の時も、頻繁に客席の客の顔をカットインしたりはしない。いかに今回のTHE MANZAIがひどかったことか。

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【追記】──私にも救いはある、ようだ

日曜午後7時から「さんまのからくりTV」の替え歌特番があった。録画しておいて月曜の明け方に見た。CMを早送りするだけで、なんの問題も不満もなく楽しめた。早送りしたけど、CMも私を不快にするようなものはなかったように思う。坂本冬美は絶品だった。ダイヤモンド・愉快も。(Google日本語入力がダイヤモンド・愉快としたので正しいのだろう。私はユカイはカタカナだと思っていた。)

【後日記】──2012/1/1 いややっぱり「ダイアモンド☆ユカイ」らしい。なんで「ダイヤモンド・愉快」なんてのが出たのだろう。「ダイアモンド」じゃなくて「ダイヤモンド」にしたからか。まあどうでもいいけど。本名は田所豊さん。双子の男児に「頼音(ライオン)」「匠音(ショーン)」と命名。イタい。

ということから、私がなんでもかんでもテレビを受けつけない体質になってしまったというわけではないようだ。やはりTHE MANZAI 2011の演出は特別にひどい。漫才ならぬMANZAIブームを作ったのはフジだった。それがM1で漫才はテレ朝のものになっていた。それを本家が取り戻すということで力が入っていたのだろう。それがあの醜い演出になった。と思いつつも、しかしそれでも、どうにも我慢がならない。





【追記.2】──友人から抗議のメール12/20

テレビ大好きの友人は不快なカットインに何も感じないのだろうと書いたら当人からメールが来た。彼も充分に不快だったようだ。お詫びしてその部分のみを掲載。

漫才番組のカットインについては、特に言いませんでしたが僕もうっとうしいと思いましたよ。しょっちゅうナイナイの反応を映そうとしたり、たけしのまさに顔色をうかがったり。集中力をそがれました。爆笑の太田が「危ない風の話」を手を叩いて喜ぶ姿が抜かれるので、そういうやばいこと言ったやつスゲーみたいな流れになってしまったり。でもまあテレビですから。そんなものかなと思って見ています。僕はテレビは大好きですが、テレビが絶対とも万能とも正しいとも気が利いているともセンスがあるとも露ほども思っていませんから。

たけしが帰って太田になってからは、ますます下品になって見にくかった。なんで太田なんて呼んだのか。
ともあれ友人も同じ事を感じていたのだと知ってひと安心。いや安心しても番組に対する不快感が消えるわけではないが。



【追記.3】──ナイツの人気!?

「パンクブーブーよりもナイツのほうがおもしろく、あれはナイツが優勝すべきだった、ネットの人気投票でもナイツが一番だった」というような記事があった。マスコミに潜む創価学会員が書いている。

あの種の投票には創価学会員の組織票が多い。久本雅美の「好感度ナンバーワン」がいい例だ。号令一下、一斉にやる。選挙に行ってみればいい。死にそうなジジババを四人がかりで抱えて投票させている。貴重な1票を絶対無駄にはしないのだ。選挙に併せて住所まで変える。投票に行かない無関心な一般人とは熱意の度合が違うのだ。その気になったときの信者のいかにすごいことか。

ナイツのふたりは親兄弟も創価学会員であり、大学も創価大学、若くして地区リーダーをやり、布教のためのビデオにも出ている。創価学会員の中でもエリート中のエリートである。売れずに苦労して、なんとか売れたいと入信した久本や柴田とは経歴からして異なる。そのナイツが日本一になるかどうかの瀬戸際なのだ。学会は総動員を掛けたろう。ネットの人気投票で1位になるなんて予想されたごく当たり前のことだ。

予選大会でもトップを走ったパンクブーブーが優勝したことを心からうれしく思う。本戦での投票はまことに〝公明〟だった。これじゃ皮肉になるか(笑)。



【追記.4】──審査員の顔触れ

カットインのあまりの不快さでその他のことが飛んでしまったが、多くのひとが指摘しているように、あの審査員はおかしい。M1の「結成10年以内」のくびきがなくなったのだから、華丸大吉のように挑戦するのが筋。なんでキャイーンの天野やサマーズ大竹、キムの木村が審査員になるのか。それほどの実績があったとも思えない。要請があっても断るのが礼儀だろうに。
だからこそ、華丸大吉の芸人根性のうつくしさが際立った。

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後日記──12/23──K1の話がない

検索したら私と同じように怒っている人は多く、やはり誰もが感じた不快なのかと思ったが、私にとって意外だったのは、私が書いたように「初期のK1を思い出した」という指摘がなかったこと。

K1がまだ海のものとも山のものともつかないころ、リングサイドに芸能人を招待し、頻繁にそれをカットインしてしらけたものだ。
テレ朝の新日中継が「ギブアップまで待てない」というとんでもないものになったことがあった。リングで投げ技が決まると、「うわあ、痛そう!」と騒ぐスタジオの山田邦子をアップにしたりする最低の番組だった。
初期のK1中継もそれだった。やがて人気爆発となり、まっとうなものになったが。

第1回が1993年だから18年前。当時のことを覚えていて関連づけるひとはいないってことか。すこしさびしかった(笑)。

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