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映画「ラヂオの時間」再々観賞──つらい思い出との連動

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午前3時起床でPCに向かい午前9時からひとやすみ。DVDで映画「ラヂオの時間」を観た。3度目かな。1997年の封切り。私が最初に観たのはDVDになってからだから98年か。Windows98の時代だ。14年前か。つい昨日のようでもあり、Win98のダメさ加減を思うと遥か大昔でもある。

6年ぐらい前にも一度観ている。

三谷幸喜が舞台で練りあげてきた作品を本人が監督して藝達者が脇を固めているのだからそりゃあおもしろい。

以下、Wikipediaから引用。

三谷が初めて手がけた連続ドラマ「振り返れば奴がいる」の脚本が、三谷の与り知らぬところで書き直されていた、という経験から生まれた作品で、1993年に三谷幸喜が主宰する劇団「東京サンシャインボーイズ」の作品として脚本が書かれ、上演された。
映画化されると、ラジオという低予算な世界で想像と声だけで演ずることから生まれる壮大なスケールのストーリー、テンポの良い展開、絶妙な笑いで人気を博し各賞を総嘗めにした。またベルリン映画祭にも出品され、三谷曰く「ドイツ人がこれほど笑うところを見たことがない」。


なるほどなあ、あの笑いはドイツ人にも通じるのか。



大傑作なのにめったに観ないのは、私はこれを観ると、Jwave時代にバイリンガルとかが売りのネーチャンキャスターに苛められたことを思い出すからだ。あっちが帯番組のメインキャスターでこっちは日替わり担当のライターだからあっちのほうが強い。いま思い出すだけでも不愉快になる。底意地の悪い女だった。

私の書いたものを否定してくるならまだしも、読まないのだ。無視。そこの部分を自分のアドリブでやる。それがまたくだらない話。私の書いたものがつまらなく、その女のアドリブトークがおもしろいならこちらも反省もするが、そうじゃない。ただの陰湿なイジメである。無視することで私を追いだそうとしていたのだろう。しばらくそれが続いた後、プロデューサーが、「あの、申し訳ないんだけど……」と切りだしてきたときのことを昨日のように覚えている。もう25年ぐらい経つのに。プロデューサーは私が「書くべき事を書かない」と取ったようだった。私は書いているのにその女が読まないのだ。言いたいことはあったが、こちらも辞めたいのは同じだから、反論することなく二つ返事で辞めた。
私が芸能人?に苛められた唯一の経験になる。だけどそういうのも相性だ。私はスタジオで初対面の時から「こいつとは合わないな」と思った。あちらもそうだったろう。そういうのはどうしようもない。私からすると、なんでこんな女が売れっ子なのだろうと、そのことのほうが不思議だった。

同じく最後の方に、あまりに内容を変られてしまった鈴木京香が、「だったら私の名前を消してください!」と叫ぶシーンがある。これまたキツい。当時を思い出す。
むかし「オグリキャップ写真集──Song for you」というのを作ったとき、知らない間に編集者(もどき)に文章をいじられていた。リズムを強調するために繰り返したりしたところを、誤記?とでも思われたのかぜんぶ削除されていた。気づいたときは印刷に出す直前でもう変られない。私はせめてもの抵抗として、表紙にあったカメラマンよりも上にある私の名を消すようにデザイナーに頼んだ。名前を入れろと言われたことはあっても消せと言われたことはなかったデザイン会社の担当が困惑していたっけ。



そんなことがあったので、我が儘な主役女優(戸田恵子)に、配役の名前からしてケチをつけられ、自分のシナリオをいじられてしまう鈴木京香を観ていると辛くなる。笑えないのだ。

ということを最初に観たときに思い、しばらく遠ざけ、前回観たときにも思ったはずなのに、今回観てしまってから、あらためてまた思っている。お恥ずかしい。恍惚の人か。

「恍惚の人」と言えば、これは有吉佐和子のボケ老人をテーマにした作品なのだが、学生時代友人がこれを「エロ小説」だと思って購入したことを思い出す(笑)。たしかにあのころ「恍惚」と言えば青江三奈の「恍惚のブルース」に代表されるいろっぽい言葉だった。いまは「認知症」か。意味不明な新語だ。20年前に「認知症とはどんな病気でしょう」と問うて誰が正解を言える。

DVD棚で手にして見始め、三度目なのに、途中まで「おれ、こんなおもしろいのをなんで何年も見なかったのだろう」なんて思っていた。最後の方で、原形を留めないほど自分の作品を弄られてしまった鈴木京香が、ついに涙ながらに切れ、「わたしの名前を消してください!」と叫ぶところまで来て、やっと「ああ、この辺がつらいから遠ざけてたんだ」と思い出した。バカ丸だし。



てなことをここに書いて、また5年後ぐらいに観て、まったく同じ事を思っているんだろうな。そしてまた同じ事をここに書いて、書きあげてから、「なんか前も同じ事を書いたような気がするな」と思ったりする。
と書いて思ったが、もしかして5年前にここに同じ事を書いてないか!?

というのはもちろん冗談だ。それはまちがいない。ホームページに「ラヂオの時間」を観た。おもしろい、とは書いているが。
なぜなら、上記のバイリンガル女に苛められたことを書くのは確実に初めてだからだ。つまり25年経たないと書けないぐらい私には不愉快な事件だった。今もその怒りはあり、街で見かけたら殴ってやりたいと思うほどなのだけど、名前も顔もきれいに忘れている(笑)。会っても判らん。

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