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山本KIDの人助け──線路に落ちた男性を助ける

4月12日の終電間近、多くの人でごった返す東京・都営浅草線五反田駅構内の線路に、老齢の男性がホームから転落した。落ちた男性は、額から大量の血を流し、ぴくりともしない。

しかし、その場にいた誰もがいつ来るかわからない電車に怯え、何もできずにいた。そこへ割ってはいってきたひとりの男性──人気格闘家の山本“KID”徳郁(35才)だった。素早い動きで、線路に飛び降りると、男性を抱え上げようとした。
 
「KIDさんの男気に勇気をもらったんでしょうね。ためらっていたサラリーマンたちも線路に降りて、危機一髪、みんなで男性を抱え上げました」(目撃した人)

女性セブンは後日、KID本人にその夜のことを聞きに行った。
 
「あのときは電車が来るほうをパッと見て、“来ないな、よし、行かないと”って、そればかりでした。でも実際倒れていた男性を抱えてみたら、気絶してぐったりしてて重くて少ししか持ち上がらなくて。“うわぁ…どうしよう…”って思ったら、他の人も降りてくれて助けてくれた。そんときちょっと嬉しかったね。人の命、助けようとして一緒になってがんばる人がいるんだって」

女性セブン2012年5月3日号

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いい話だなあ。私もその場にいたら、「あとに続くひとり」にはなったろうけど、果たして「最初のひとり」になれたろうかと考える。

これはむずかしい問題なのだ。「溺れているひと」を助けるのに、ろくに泳げないのが飛びこんでもよけいに事故を大きくするのと同じく、非力な私が真っ先に線路に降りても、KIDですら「少ししか持ちあがらない」ひとを持ちあげられるはずもない。一緒に撥ねられて死ぬだけだ。被害者ひとりがふたりになるだけで、なんの意味もない。

これでよかったのは「都営浅草線の終電間近」だったこと。電車の時間に間があった。これが「日中の山手線」だったら、まったく事情は変っていた。

ともあれ、KIDが「やる気」を見せることによって、周囲のみんなの協力を得ることが出来た。

KIDは、いくらなんでも「刺青坊や」になりすぎていて、ちかごろ遠ざけていた。見直した。男だ。 

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