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白鵬の偉大な記録が途絶える──連続12勝以上──6年ぶり日本人力士の優勝か!?


hakuhougoueidou

 白鵬が豪栄道に敗れて3敗目を喫した。中日を終えて5勝3敗。横綱になって最悪の成績である。横綱昇進以来4年間、勝率は9割を越えている。これは双葉山を抜いて歴代1位だ。中日までの3敗がいかに異例であることか。

 昨年、将棋の羽生の王座戦連覇記録、野球のイチローの200本安打記録、競馬の武豊のG1勝ち記録が途絶えた。今場所、白鵬のとんでもない記録がいま風前の灯となっている。

幕内連続12勝以上勝利22場所。歴代1位。歴代2位は貴乃花の13場所、3位は北の湖の12場所》である。

 2008年名古屋場所を15戦全勝で制してから始まったこの記録は、2010年初場所、2011年名古屋場所、2012年初場所と三度のピンチがあったが、なんとか12勝をあげて継続してきた。 
 この記録がいかにとんでもない大記録かを知っていたので、そのたびに途切れてしまうかと冷や冷やしたものだが、しかしそれでも危うくなるのは終盤だった。横綱は終盤に対大関戦が連続で組まれる。負けるとしたらここだ。いつもそのあたりで追いこまれた。だが今回は前半に3敗している。こんな場所はかつてなかった。

 初日に負けた安美錦は相撲巧者の曲者だからしょうがない。諦められるのはこれだけだ。2敗目の豊響は前頭3枚目。ひさびさの金星配給となった。3敗目の豪栄道は関脇だが今まで14回闘って一度も負けていない。まともなら負ける相手ではない。なのに完敗だった。白鵬のリズムがくるっている。



 横綱は面子を重んじる。これ以上負けが込んだら横綱になって初の休場もあり得る。
 白鵬は横綱昇進後は一度も休場していない。横綱の責任として、そのことを強調していた。休まず毎場所出ることが横綱の義務だと。
 現在、歴代2位となる420回連続出場中。歴代1位は北の湖の653回。
 
 私は、白鵬は負けが込んでも出場するのではないかと読むが、「連続12勝以上記録」がピンチなのはまちがいない。これから後半で6大関と当たる。元気のない白鵬がこれらに全勝するとは思えない。



 二横綱時代、朝青龍と優勝をわけあってきた。朝青龍引退後、白鵬が優勝できないときに優勝したのは、 日馬富士と把瑠都。ともに外国人力士である。日本人力士の優勝は2006年初場所の栃東以来、絶えている。
 相撲は芸能でもあるから一般スポーツとは異なるが、かといっていわゆる八百長ではない。八百長だったら興行にマイナスなこんなことが起きるはずがないのだ。日本人スター力士を「作って」、外国人を排除している。芸能の一面を持ちつつも最強は最強なのだ。

 今場所は6年ぶりに日本人力士が優勝するだろう。稀勢の里か琴奨菊か。日馬富士、把瑠都、琴欧洲も3敗している。鶴竜がまだ1敗だ。優勝はもうこの3人に絞られている。日本人力士ファンはなんとかして稀勢の里と琴奨菊に、と願っていることだろう。私は鶴竜を応援するが。



 ひさびさの日本人力士優勝はよいことだが、その前に横綱に立ちはだかってもらわねばならない。横綱と同じく全勝で千秋楽決戦とか、先場所の鶴竜のように、相星で横綱と優勝決定戦とか、それぐらいの水準が望ましい。果たして今場所の優勝力士は何勝だろう。12勝3敗が妥当な線か。残念ながら6年ぶりの日本人力士優勝は横綱不調の隙間狙いで実現する。

 6大関なので、早くも大関同士の星のつぶし合いが始まった。
 中日で把瑠都鶴竜戦があり、鶴竜の勝ち。今日9日目は、日馬富士、琴欧洲戦に続いて、日本人力士大好きなファンには注目の一戦であろう稀勢の里琴奨菊戦がある。勝った方が一躍優勝候補のトップとなる。

 ひさびさの日本人力士優勝を願うファンにとっては最高の場所だろうが、白鵬の序盤の負けで、私には興味のない場所となった。
 不調は、ひとり横綱としての心労だろう。八百長問題から大震災で、一年でふたつもみっつも齢を取ったように感じると語っていた。朝青龍があんなことにならず、ふたり横綱ならまた形もちがっていたろう。東西に横綱がいないのは片肺飛行になる。心的負担はたいへんなものになる。

 稀勢の里、琴奨菊のどっちが優勝しても、来場所は「綱取り場所」になる。 
 日本人横綱が欲しくて欲しくてたまらない相撲協会は、あまい裁定であげるかもしれない。私の興味はもうそちらに飛んでいる。 

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【追記】──白鵬、豊ノ島に敗れて3連敗、記録が途絶えた 5/14

 白鵬が豊ノ島に敗れた。 稀勢の里琴奨菊戦は稀勢の里が勝って、鶴竜が安美錦に敗れたこともあり、単独トップに立った。悲願の初優勝が見えてきた。

 横綱白鵬(27=宮城野)に、左手人さし指の剥離骨折が14日、判明した。全治2週間だが、休場はせずに10日目の鶴竜戦も土俵に上がる。この日の取組後に宮城野親方と話し合いを行った。同親方は「初日の安美錦戦で負傷した場所のようだ。翌日にすごく腫れていた。負けてはいるが、相撲の内容は悪くないし出場しようと話した」と語った。

 9日目は関脇豊ノ島(28=時津風)に首投げで敗れ3連敗。4敗目を喫した。素早い立ち合いを見せ追い詰めるが、最後は捨て身の技に屈した。白鵬は「万全の形でいけて勝負が決まったと思った。そこの勝負勘が欠けている」と負傷のことは口に出さなかった。 (ニッカンスポーツ)

 これでじつに偉大な「33場所連続12勝以上」という記録が途絶えた。今後もまず更新されないだろう凄い記録である。なんとも残念。
 もしもこれが途切れるとしたら、不慮のケガをして休場したときだと思っていた。まさか白鵬がここまで5勝4敗というような記録でこんなことになるとは思わなかった。
 15日間出場して負け越した三代目若乃花の例があるが、このまま出つづけるのだろうか……。
 
 12勝出来なかった場所でも11勝はしている。
 
連続10勝以上、連続勝ち越し、いくつもの記録が今場所で途絶えそうだ。
 十両時代から応援してきた身にはなんともつらい夏場所となった。

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