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映画「Always 三丁目の夕日」感想

映画「Always 三丁目の夕日」を二本まとめて見た。




「Always」といえばスピルバーグの映画を思い出す。リチャード・ドレイファスとホリー・ハンター主演。これとほとんど同じ内容の「ゴースト」に食われてしまったが、私はこちらのほうが好きである。


「Always」の主題歌はプラターズの「煙が目にしみる」。「ゴースト」はライチャス・ブラザーズの「アンチェインドメロディ」。ほんとに似ている映画だった。でも泣けるのは「Always」だ。



私は日本の映画「Always」を見る気はなかった。それはビッグコミックオリジナルに1974年から連載されている西岸良平の「三丁目の夕日」を第1回から読んできたものとして、好き勝手にいじられているそれを見て失望したくなかったからである。


そういうひとは多かったようだ。
一方で原作のマンガを知らないひとが、なつかしい昭和30年代がよみがえったと素直に賞讃している例も多い。
私の周囲でも、夫婦で見に行って楽しかったと誉めるひとはみな、原作の存在を知らなかった。


それはそれでいいことである。
原作を知っていることがブレーキになる場合もある。



見ないことにしていても情報は入ってくる。テレビスポットもばんばん流れる。日本アカデミー賞を受賞して話題になっている。
原作との決定的なちがいは、吉岡の演じる茶川が若いこと。原作ではよれよれのじいさんだ。それと鈴木オートのロクさんが女であること。これは無茶。映画としておもしろくしたいのはわかるが、この辺はどうにも納得しがたい。



ということで遠ざけていた。なのに見たのは、吉岡が同じ映画、同じ役柄で2度目のアカデミー賞最優秀主演男優ということから。寅さんのミツオが、北の国からのジュンが、そんなにうまいのなら見てみようと思った。


さて感想。いい映画だと思う。おもしろかった。
CGという未来を描くものを過去に適用したのは楽しい。
高速道路におおわれていない日本橋は美しく、ほんとにはやく取りはらって欲しいと思った。もうすぐ実現する。
私は当時を思わないようにしているのでさして興味はないが、郷愁を感じるひとにはたまらないだろう。絶讃していた知りあいの作家夫婦なんてきっとそうなのだ。



ここのところこういう懐古パターンが多い。これの根柢にあるのはなんだろう。「東京タワーと」もそうだし、近年の日本映画では断然ベストだと思う「フラガール」もそうだった。


日本が壊れてしまったので、古き良き時代をなつかしんでいるのか。
でもまあとにかく、火薬爆発の人殺し映画よりはいいや。



今週のテレ東の午後の洋画劇場はスタローン特集。人殺しと火薬爆発ばかり。うんざりした。私はもうこの手の映画は受けつけないようだ。


 

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