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映画「ゆれる」──香川照之の魅力

映画「花よりもなほ」を見て、香川照之という役者をうまいなあと思った。


今回、映画「ゆれる」を見て、また感激した。なんて達者なんだろう。



日本の役者に疎い。なにしろテレビドラマを一切見ないから。
調べて、浜木綿子の息子と知る。
NHKの大河ドラマや朝の連ドラに出演して名を挙げたようだ。
見たことがないので知らない。まったく知らなかった。
ただ「東大卒の浜木綿子の息子」には知識があった。



歌舞伎の市川猿之助と浜木綿子が結婚した。こどもが出来た。離婚した。
それから時が流れ、ある日「浜木綿子の息子、東大合格!」と話題になった。スポーツ紙や週刊誌で話題になり、子育て成功の浜木綿子は鼻高々だった。


そういうことに興味のない私は「ふうん」と思っただけだった。母一人子一人の生活で東大合格ということは、浜木綿子は、相当なエリート教育をしたのだろう。いわゆる「御受検生活」である。
当時の私は濫読で女性週刊誌まで読んでいたから、浜木綿子のこの得意満面の「息子が東大合格」は、ふつうのひとよりもかなり詳しい。


この時点で、私の「浜木綿子の息子」に対するイメージはよくない。歌舞伎役者と女優の結婚。一人息子。離婚。母親の意地になってのエリート教育。それに応えた息子。母の過保護、ひ弱な青瓢箪の雰囲気だ。



今回、それが香川照之なのだと知る。
東大合格を自慢していたあのときの浜木綿子の息子が、うまいなあと感嘆する役者、香川照之なのだった。


両親から受けついだ血なのだろうか。
東大を出て官僚にもなれたろうに。


すばらしい役者である。
役者好きのひとなら二十年も前から注目していたろう。
ずいぶん遅れたが、これはこれで私の認識。

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