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映画「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」感想──よろこびほんのり

 映画「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」を見た。
 舞台は1957年。シリーズ初の「戦後」である。
 オープニングでいきなり「ハウンド・ドッグ」が流れてくるように「古き良きアメリカ」の時代。この歌のヒットは1956年。アメリカで金曜封切りの作品としては史上三番目の観客動員という好調さはそのへんも影響があろう。敵もしっかりソ連だし(笑)。相棒の青年がリーゼント・ヘア。プレスリーみたいに髪をなでつけたりする。ちょっとわざとらしいけど(笑)。
 かつてのヒロインの息子。インディの子らしい。


 19年ぶりの4作目。80年代の3作は待ちこがれて見たものだった。スピルバーグの少年の心が最もよく出ているシリーズだろう。
 当時、友人のターフライター鶴木遵は、ミスターシービー論において、この映画を「ジェットコースター・ムービー」とし、その魅力をミスターシービーの差し脚と関連づけて語っていた。なんてことも懐かしい。


 今回もしっかりジェットコースター。でも「ネプリーグ」とたいしてかわらない(笑)。相変わらずヘビと昆虫も好きなようだ。しっかりポイントを押さえている。ヘビ嫌いのインディが底なし沼に落ちたとき、助けるロープがないのでヘビが投げ出される。爆笑シーンだ。



 プロペラ機による、定番の地図上を移動する映像は、いつ見てもわくわくする。あらためてこれがトム・ソーヤーやハックルベリーの冒険の大人版なのだと確認する。しかしまああんなに何度も滝から落ちてよく死なないなあ(笑)。最後は宇宙人が出てきて「未知との遭遇」「ET」とみごとに繋がっていた(笑)。


 前半が暗くて地味なだけに、後半のジェットコースターは、まさに「待ってました!」の気分。みんなで楽しめるいい映画である。


 大好きなシリーズなのでケチをつける気は毛頭ない。ただ愉しんでいる心の大半を、「また作ってくれてありがとう」が占めているのはしかたない。老雄ハリソン・フォードの活躍を、「怪我をしないで、無理しないで」と思いつつ見ている。


 アメリカのテレビで制作された「ヤング・インディ・ジョーンズ」のように、あらたなハンサム俳優が主演してヒットするのが本筋なのだろう。私はハリソン・フォードファンでもあるし、これはこれでいいのだけど。


 息子が跡を継ぐという手もあるが、すると時代が今に近くなってしまう。それはちょっと無理か。この作品が面白いのは時代設定だ。飛行機もクルマも古臭いから愉しい。
 ショーン・コネリーの出演がなかったのは惜しまれる。要請をコネリーが断ったらしい。でなさいよ、大団円になるんだから。



 ところでその「ヤング・インディ・ジョーンズ」は、日本でもテレ朝で放送されたという。まったく記憶にない。おかしい。ぜったいに見ているはずだ。
 日附を調べたら93年の1月から3月とか。チェンマイに行ってました(笑)。チェンマイが好きで好きでたまらない時代。これまた懐かしい。なのにいま、もう何年もタイ関係のホームページすら見たことがない。変れば変るもんだ。
 だからこそ変らないものはうつくしいのか。

 20年後の第5部を楽しみに待つ。
 ハリソン・フォード、86歳、スピルバーク82歳、がんばれ!


 

 


 

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