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ヘキサゴン話──たぶん長くなるから1としておこう

 じつは私、いい齢こいて恥ずかしいのであまり口にしたくないが、オタクとかマニアとか言えるぐらい「クイズヘキサゴン」に詳しい。まあ詳しいというのも程度問題で、オタクなんてことばを使ったら、それこそ出演タレントの身長体重や出身地家族構成まで知っていなければならないのだろう。もちろんそんなものは知らない。ただ最初の頃から今に至るまでの全体像を語る意味では、そういう知識を持っている人にも負けないぐらい詳しいと言える。なんの自慢にもならないことを「言える」なんて言いきっている自分に赤面するが。

 最初これは深夜番組だった。司会は三宅アナ。そして当時なぜか流行っていた(アメリカの番組の影響だろう)「ウソつき見破り番組」のひとつだった。
 私はウソつき番組をむかしから生理的に受けつけない。フジテレビの「ドッキリ」もダメだった。善良な人を騙し、じつはドッキリだったという結末を、なぜか楽しめなかった。当時から「ヤラセ」はあったろうし、それを割り切って楽しんでいる人もいたろうが、実際に善良な人を騙すパターン──たとえば通り掛かった人の良さそうなおばあさんに「この荷物をちょっと見ててください」と言っていなくなり、その後一時間も二時間もそのおばあさんが荷物を見ているのを隠しカメラで撮る──もあった。いやこれも「仕込み」なのだと言われればそうかも知れないのだが、とにかく私はそのおばあさんがさすがにもう待ち疲れ離れたいと思いつつも、一度引き受けた以上責任を取らねばと困る様子を、見ていて楽しいとは思えなかった。人の善意を逆手にとってなんとひどいことをするのだと怒ってしまう。今に至るまでこの種の番組は嫌いだ。

 ヘキサゴンの最初、今と区別するために1と呼ばれたものは、タレントにクイズを出し、その答を知っているかどうかの嘘を楽しむものだった。ドッキリと比べたら毒はないが好きな形ではない。真に好きになるのは今の2からである。それは迷走から始まったからおもしろかった。

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