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ヘキサゴン話──青春期と熟年期

「ヘキサゴン1」が行きづまった。模様替えして「2」が始まる。18人のタレントをひな壇に並べてのクイズ形式は島田紳助の発案だという。つい昨日のように覚えているのだが、これがもう2005年6月だというからもう丸4年以上経っている。早いものだ。

 ここから今に至るまで缺かさず見ており、HDDレコーダに録画したものをDVDに落として保存している。なんでそこまで惚れこんだかというと、この暗中模索の再スタートからレギュラーが固まって行き、あらたなクイズ形式を発案したり、次第次第に盛りあがって行く流れがドキュメントのようにおもしろかったのだ。おもしろかった。ほんとうにおもしろかった。
 一例を挙げるなら、里田まいの珍解答のあたり。「空港で離着陸する飛行機に指示を出す場所をなんというか」という出題に答が出ない。紳助の「おまえらみんな知っている。見かけたことがある」というヒントに里田が「免税店」と答える。この辺のあまりのおもしろさに「ヤラセ脚本疑惑」が出たりした。これはリアルタイムで見ていればわかる。私もこの種の仕事をしたことがあるが、彼らのおもしろさは机上で作る台本からは出て来ないものだった。
 今は所属事務所とのトラブルで追われてしまったが野久保直樹が初めて出演してひどい答を言い、「君のようなさわやかバカを待っていました」と紳助が喜んだりした流れはおもしろかった。スザンヌも初登場時から典型的おバカさんだったけれど最初からしっかり性格のよさは見えていた。みんな出世したなあ。

 と過去形で書くように、この番組はもう終っている。私はもう録画していない。いつがピークだったろう。紅白歌合戦出場者を出した昨年か。あるいは今だという解釈もあろう。しかし缺かさず見てきてファンとしてはそれよりも前になる。Paboが結成されるまでだ。あそこまでが青春だった。今はもう安定したおとなの時代、それも熟年になっている。つまらない。模様替えからPaboまで、形のないごちゃまぜが次第に形を整えパワーを伴って行く充実感、あのおもしろさはバラエティ史に残るものだった。

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